意外と多くの人が悩んでいる便秘。
「お通じに関して悩んだことないよ!」という人の方が少ないのではないでしょうか。便秘とは「一定期間便が出ない状態のこと」を言いますが、一定期間については人それぞれ。1日出ないと苦しい、という人や、5日出なくても大丈夫、という人もいます。
便秘の状態が続くと、下記のような症状が出てきます。
お腹が張って苦しい
おならが続く
吹き出物などの皮膚トラブルが出てくる
便秘に効く薬もありますが、できれば薬には頼らず便秘にならないよう生活したいですよね。
そこでこの記事では、
便秘の原因5つ
隠れた原因2つ
便秘の種類とそれぞれの原因
便秘は女性の方が多い?
について詳しく紹介していきます。
便秘はそのほとんどが日常生活に原因があるものなので、毎日の生活を整えていきましょう!
便秘の原因5つ
便意を我慢してしまう
便意があった時にすぐにトイレに行かないと、便意は消えてしまい腸の動きも止まってしまいます。忙しい、恥ずかしいなどの理由ですぐにトイレに行けないことが続くと、便意を感じなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
便意を感じたらすぐにトイレに行く習慣をつけましょう。
腹筋の力が弱い
便を外に押し出すには、腹筋の力が必要です。
腹筋の力が弱いことが原因で、便秘になってしまうことがあります。
日頃からの運動も大切ですが、特に腹筋を鍛えると便秘解消に効果的です。
ストレスをいつも感じている
自律神経の働きが乱れることで便秘につながることもあります。
仕事や人間関係など、日常生活でいつもストレスを感じていると自律神経が乱れてしまいます。仕事が忙しくても、寝る前などにリラックスできる環境も持つのも効果的です。
例えば、
・ゆっくりお風呂に入る
・シャワーやお風呂の後にマッサージをする
・好きな音楽や香りを楽しむ
など、自分がリラックスできる方法を探してみましょう。
食生活の乱れ・食物繊維を摂っていない
夜間にドカ食いをする、外食ばかりするなど食生活の乱れも便秘の原因になります。特に食物繊維は便通には欠かせないものなので、食物繊維を多く含む食品を意識的に摂るようにしましょう。
食物繊維を多く含む食品はこちら。
・穀類:玄米、胚芽米、とうもろこし
・豆類:大豆、あずき、納豆、おから
・いも類:さつまいも、里いも、こんにゃく
・野菜:ごぼう、ふき、セロリ、アスパラガス、キャベツ、白菜
・果物:みかん、グレープフルーツ、バナナ
・きのこ類:しいたけ、しめじ、えのき
・海藻類:わかめ、寒天、ところ天
水分をあまり取らない
水分摂取は便秘解消に役立ちますが、水分だけ摂ってもあまり効果はありません。食物繊維を一緒に摂るとその効果を発揮してくれます。
毎日、意識して水分と食物繊維を摂るようにしましょう!
隠れた原因2つ
上記で紹介した原因の他に、隠れた原因もあります。
それがこちら。
服用している薬剤の副作用
抗コリン作用剤(パーキンソン病治療剤、抗うつ剤など)、がん疼痛に対する 麻薬、制酸剤、カルシウム剤などを服用している場合、副作用として便秘になる場合があります。
(参照:https://www.apha.jp/medicine_room/entry-3531.html)
全身性疾患がある場合
糖尿病などの疾患を持っている場合、それが原因で便秘の症状が出ることがあります。
便秘の種類とそれぞれの原因
便秘の種類は大きく分けると、下記の3つに分けられます。
それぞれの原因と一緒に紹介します。
弛緩性便秘
便秘の中でも多く見られる「弛緩性便秘」。特に女性や高齢者に多く見られます。大腸の運動が低下するために便が長くとどまり、水分がどんどん吸収されて便が硬くなってしまいます。お腹が張る、食欲不振、肌荒れなどの症状が出ることも。「運動不足、水分・食物繊維不足、腹筋の力が弱い」ことなどが原因で 起こります。
けいれん性便秘
大腸が緊張しすぎてしまうことで起こる「けいれん性便秘」。
便がうまく運ばれないために、小さなコロコロとした便が出ます。
便秘と下痢を繰り返す場合があり、食後に腹痛が起こることも。
「ストレスや環境の変化」が原因で起こります。
直腸性便秘
寝たきりや便意を我慢することが多い人に起こる「直腸性便秘」。便が直腸に 運ばれても排便反射が起こらず、うまく排便できなくなってしまいます。
※その他、以下のような便秘もあります。
小腸・大腸など消化管の通過障害が原因で起こる便秘。
これは大腸の炎症やがん、腸管癒着が原因になっていることが多い便秘です。
血便、嘔吐、激しい腹痛がある場合はすぐに病院に行きましょう。
便秘は女性の方が多い?
一般的に、男性よりも女性の方が便秘で悩んでいる人が多いようです。
それには、身体的・精神的理由や女性ホルモンも関係しているんです。
ここでは、女性の方が便秘になりやすい原因をまとめてみました。
女性の方が腹筋の力が弱く、便を外に送り出す力が弱い場合が多い
体に水分や塩分をため込むようにする「黄体ホルモン」のため、便の水分が 吸収されて便が硬くなりやすい
ダイエットにより食物繊維や水分が不足し、便が硬くなってしまう
外でトイレに行くのが恥ずかしい、などの理由から便意を我慢してしまうことが多い
以上の事柄に気をつければ、女性でも便秘になりにくくなるのではないでしょうか。
例えば、以下の事に気をつけてみましょう。
・腹筋を鍛える
・食物繊維や水分を意識して取る
・外でも便意があれば我慢せずトイレに行く
(匂いが気になる場合は、携帯用の消臭剤を持ち歩くといいですね!)
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